開目抄(下)

◇明鏡なり、かたみともみるべし。
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開目抄の冒頭、主師親の三徳が語られています。
主(しゅ)とは主人の徳で、衆生を守る力。師(し)とは師匠の徳で、衆生を指導する力。親(しん)とは親の徳で、衆生を慈愛する力のことです。
主師親の三徳を具備し、欠けることのない円満な徳を一切衆生に与えられる教えは、唯一法華経だけです。
この法華経を、経文通りに実践できるならば、それはまさに法華経の行者であり、末法の仏です。日蓮大聖人は、まさに経文通り、濁悪の世の象徴たる日本において寸分の狂いもなく実践されました。
「日蓮といゐし者は去年九月十二日子丑の時に頚はねられぬ、此れは魂魄(こんぱく)・佐土の国にいたりて返年の二月・雪中にしるして有縁の弟子へをくればをそろしくて・をそろしからず・みん人いかに・をぢぬらむ、此れは釈迦・多宝・十方の諸仏の未来日本国・当世をうつし給う明鏡なりかたみともみるべし」(223頁)
大聖人は、「私は竜の口法難で、首をはねられた。今、この佐渡の国には、末法の仏としての魂魄が存在している」と述べられています。
過去、仏道修行者の中で、法華経勧持品の二十行の偈(三類の強敵の内容を記した経文)を身読した人は誰一人いません。天台や伝教なども、身口意の三業で読んではいません。
まさに、六難九易の比喩のごとく、未曾有の苦難を乗り越えられ、大聖人は「しうし(主師)父母(親)なり」(237頁)と末法の御本仏であることを宣言されたのです。
日蓮大聖人は、ここに発迹顕本(ほっしゃくけんぽん)の宣言をされ、「久遠元初自受用報身如来(くおんがんじょじじゅゆうほうしんにょらい)」の御立場を顕されました。
発迹顕本の解説は、→ここをクリック!
六難九易の解説は、→ここをクリック!
日蓮大聖人は、末法の御本仏としての決意を語られています。
「大願を立てん日本国の位をゆづらむ、法華経をすてて観経等について後生をごせよ、父母の頚を刎ん念仏申さずば、なんどの種種の大難・出来すとも智者に我義やぶられずば用いじとなり、其の外の大難・風の前の塵なるべし、我日本の柱とならむ・我日本の眼目とならむ・我日本の大船とならむ等とちかいし願やぶるべからず」(232頁)
「何があろうとも、末法万年の全民衆を救済する!」という大宣言です。
今、私たちは、三世を見渡し、安全な強固な柱の御殿に住み、さらに荒海をどこまでも渡りきれる大船に乗って、大幸福の人生を歩むことができます。その大功徳の生活は、大聖人の死身弘法の偉大な人生の賜物です。
さて、その中で、大事な約束があります。
長い一生の間に難は必ず訪れます。宿業も出る。絶望の淵に立たされることもある。その「まことの時」に信心を貫けるかどうか。
大聖人は、「つたなき者であってはならない!」とご指南してくださっています。
「我並びに我が弟子・諸難ありとも疑う心なくば自然に仏界にいたるべし、天の加護なき事を疑はざれ・現世の安穏ならざる事をなげかざれ、我が弟子に朝夕教えしかども・疑いを・をこして皆すてけん・つたなき者のならひは約束せし事を・まことの時はわするるなるべし」
この御文を、私自身、何度思い出し、口にしたことでしょう。辛いとき、悲しいとき、いつもこの御文は私の胸中にありました。
どうか、皆さま、不退転で、どこまでも創価と共に歩みましょう!
私も貫きます。私も断じて負けません。
信じて、信じ抜いて、共々に大勝利者になりましょう!

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by sokanomori | 2012-05-11 06:03 | 御 書 | Trackback | Comments(15)
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Commented at 2012-05-11 09:15 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by monchan at 2012-05-11 12:52 x
私もこの一年何度この御文を思い起こしたことでしょう・・絶望の淵に立たされ疑心暗鬼に苛まれ気が付けば誰一人信じる事が出来なくなっておりました。只純粋な心の持ち主である我が子以外は・・その我が子にすら愛情を注げないでいる自分がおりました。酷い話です。難に打ちのめされ立ち上がる力すら残っておらず只々日々苦し紛れに題目を唱える日々を送っておりました。活動も「やらなきゃ」というどこか義務感に近い気持ちで戦っていたように思います。気持ちに全く余裕がありませんでした。そんな時でもこの御文だけは命に刻む思いで唱えておりました(笑)ある男子部の幹部の方が「池田先生は躓いてもいいんだ。いつかまた立ち上がればいい。何度躓いてもいいんだよ。その度に立ち上がれば・・と仰っておられます」と伺った事があります。全くその通り!絶望の淵に立たされ長いトンネルにから抜け出せない時でも、この御文だけは忘れず信念を貫いて何度でも立ち上がればいい!そう思える今日この頃です。信心をしていて良かった。信心を継承してくれた母に心から感謝です。
Commented at 2012-05-11 14:50 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sokanomori at 2012-05-11 22:40
非公開コメントNo.1さん、了解です。
★菊川広幸
Commented by sokanomori at 2012-05-11 22:50
monchanさん、こんばんわ。
この御文が胸中に現れるときは、人間革命の時なのだと思います。
何度も訪れる難のたびに、迷いうたびに、それでもこの信心が絶対なんだと自分に言い聞かせる。
その時、この御文が暗闇に浮かび上がる。
御本尊を仰ぎ、祈る‥。
私もトンネルありましたよ。
もう、先の見えないトンネル。出口もないようなトンネル。
それが突き破れたときの不思議。
難はまだ来るでしょうけれど、断じて打ち破っていきたいと思っています。
★菊川広幸
Commented by sokanomori at 2012-05-11 22:53
非公開コメントNo.2sann,こんばんわ。
ありがとうございます。
私も同じです。
お互い、応援できる関係になれそうな感じがしていますよ。^^
★菊川広幸
Commented by カサブランカ at 2012-05-11 23:57 x
人本尊開顕の開目抄は、私にとっても思いで深き御書です。青年教学2級と3級の試験範囲で大聖人が末法万年尽未来際の為に残された魂のお言葉に鳥肌が立つ位感動した記憶が甦ります!「我並びに我弟子諸難ありとも…」少女部の時に暗唱させられました^^;お陰様で今も御文がすらすらと口から出てきます(^o^ゞ
先日の協議会で婦人部の方が「池田先生がみんな暗記しなさい!って言われて暗記したものよ!」とおっしゃってました。「拙きものの…」を忘れてしまいそうな弟子ですが、日々前進出来るようにがんばらなければ!と発心させて頂ける御文です(^^)菊川さんのこの開目抄にかける気持ち、私も勉強させて頂きました!ありがとうございます(^o^)続く…
Commented by カサブランカ at 2012-05-12 00:18 x
今日は新入会者の為の教学講座の同放に参加しました!森中教学部長の解りやすい講義と正木理事長のユーモア交えての講義。改めて御書を学ばせて頂きました(*^^*)中でも、正木理事長のエピソードで、東日本大震災の被災地の壮年部の方の話がとても感動してウルウルしてしまいました。
3・11の東日本大震災の話しが出ると涙が出て止まらなくなります( ´△`)続く…
Commented by カサブランカ at 2012-05-12 00:20 x
東北復興を祈る毎日ですが、被災された方が本当に戦ってる!と聞いてます!◯衆の東京、大阪、北海道と交流勤行会がありました。中でも東京には東北から3500人が参加。被災地3県の方が多く参加され、しかも超一一元気だったそうです!いろんな思いをしての参加。本当に頭が下がります。私も6月の交流に向けて必ず行く!と決めて祈って戦いますo(^o^)o
長文お許し下さい。。
Commented by sokanomori at 2012-05-12 05:56
カサブランカさん、おはようございます。
少女部の時の暗唱ですか。スゴイ。(^^)
骨の髄までしみこんでいますね!
開目抄を学び、自らの命を開く。
広宣流布に生きる、生き抜く!
そして、とどのつまり、自らを発迹顕本する。
私も頑張ります。戦います!!
★菊川広幸
Commented by みかん。 at 2012-05-12 15:06 x
こんにちは~

「我並びに我が弟子・~~まことの時はわするるなるべし」の御文は、自分にとっても、スペシャルです。(理由は省きます)

ここまでの流れを、かいつまんだ形ではありますが、初めて知った事も多くて非常に勉強になりました!ありがとうございます!

菊川さんのコメントの中の「この御文が胸中に現れる時は、人間革命の時だと思う」という言葉が印象的でした!

(自分も今日、教学講座に参加する予定です^^)
Commented by sokanomori at 2012-05-12 22:45
みかん。さん、こんばんわ。
スペシャル、何だかカッコイイ言い方ですね。^^
宿業が出て、暗闇の心に沈んで、私の胸中に出てくる御書、いくつかあります。その中で、この御文、私もスペシャルです。(^^)
★菊川広幸
Commented at 2012-05-20 15:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sokanomori at 2012-05-20 19:50
非公開コメントさん、こんばんわ。
>外からの難でなく、自分自身の胸中にひそむ物との戦いです。
ありますよね。よく分りますよ。(^^)
1つ1つの宿命との大闘争です。
濁りを清く、悪を善に、悲哀を歓喜に。
人間革命の戦いですよね。(^^)
★菊川広幸
Commented by 久遠の凡夫 at 2015-09-21 00:02 x
身子(舎利弗)は、バラモンという外敵に負けたのではない。
バラモンみたいな人を、救いたくなくなった。という己心の魔に負けた。

という箇所が、怖いなと感じました。
毎日言っていることでも、大事なときには忘れてしまうものですね。

ありがとうございます。


創価学会員としての日常生活を語ります。^^


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