白ゆりの詩

  ◇試練は人生を強く深くしてくれる。^^

白ゆりの詩_c0180341_011257.jpg聖教新聞の楽しみの1つに体験談がある。
本日の聖教新聞に、「白ゆりの詩」の体験談があった。いつから、体験談を白ゆりの詩(うた)というようになったのだろう。昨日、白ゆりという記事を書いていたので、紙面を開いたらこの言葉が目に飛び込んできた。(笑)
試練に遭遇している人は、「自分の抱える悩みは果たして解決するのだろうか」と思うものである。加えて、その病気の状態が、軽いのか重いのかというのも大きな関心事である。絶望的な病に侵されたとき、私たちは、誰かの成功事例を探し求める。例えば、1億円の借金をして悩んでいる人に、100万円の借金を克服した人が話をしても効果は薄いであろう。よく、池田先生が、「不幸な人ほど幸福になれる」と言われるが、その意味の中には、「不幸な経験をした人ほど、多くの人々を説得できる」ということもあるに違いない。決定的な1つの体験は、百万の言論に勝る。
本日の白ゆりの詩の体験談は、兵庫県在住のご婦人と、その長女の話であった。
このご婦人、ある日、職場のご主人から折伏された。ご主人はパイロット。職場ではあこがれの存在だった。「何を祈ってもいい」と教えられ、彼女は、「あなたと結婚できますように‥」と祈ったという。祈りが通じたのか、2人はやがて結婚、3人の子宝に恵まれた。
しかし、その長女が、複数の病を持っていた。重度のアトピー性皮膚炎。その病は、やがて白内障までを誘発する。網膜はく離、さらに全身を襲う激しい痒み。生きる希望を失い、自殺まで考えるようになる。宿業は容赦なく、間断なく長女を襲った。眼球の手術は5回にも及んだ。失明まで覚悟したという。そして、長い闘争の果てに、信仰によって病魔は克服される。
体験談の最後に、池田先生の指導が書かれていた。「時として祈りが叶わないように見えるのは何故か。それは、より強い人間、より深い人生になれるようにとの御仏智です」
私にも沢山の体験がある。そして、時間がかかった分だけ、確かに、深く大きな納得と福運をいただいている。誰しも試練は辛い。けれど、乗り越えたときに、それが人生の輝かしい宝となっていることを知るのである。試練は人生を強く深くしてくれる。
私たちの武器は体験だ。各々試練を乗り越えて、桜梅桃李の体験を掴むことだ。

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by sokanomori | 2009-10-16 00:55 | 学会書籍記事 | Trackback | Comments(17)
Commented by しんのすけ at 2009-10-16 06:07 x
>決定的な1つの体験は、百万の言論に勝る。
実体験ほど、迫力のあるものは ないですからね
ワタシも、難局を乗り切って また一つ実体験を積みたいです。
Commented by 菊川広幸 at 2009-10-16 06:22 x
しんのすけさん、おはようございます。
試練というのは、まるで険難の峰を渡るが如き命がけのことですけれど、乗り越えるしかありませんよネ。乗り越え、高らかに勝利の雄叫びをお聞かせくださいませ。
私も1つ山を乗り越えなければなりません。頑張ります。^^
Commented by Breakfast-Club at 2009-10-16 09:04 x
池田大作の軌跡Ⅳの一説で、先生が戸田先生の事業で苦労される話がありまして、こうおっしゃられています。
「信心というのは、こういう試練を経なければいけないのだ。社会の荒波を乗り越えなければならないのだ。その目的のため、あらゆる苦労をしていったのだ」
先生も、試練を乗り越えていかれたと思いますと、自分も受けて立たないとと思います。菊川さんの今日のエントリーも、ものすごく決意を促された思いです。
真剣な祈りと真剣な戦い、絶対勝ちにいきますよ。頑張ります。
いつもありがとうございます。
Commented by バード at 2009-10-16 11:07 x
こんにちは。
私もこの体験を読みました。
「時として祈りが叶わないように見えるのは何故か。それは、より強い人間、より深い人生になれるようにとの御仏智です」
ただ単に祈りが叶っただけで幸せなのか?そうではなく、もっと深く、もっと根本があると。表面的な幸せではない事を教えていただき
ハッとさせられる思いでした。とても心に入りました。

私自身も中学生の頃から、精神的なもので体調を崩し、あらゆる治療をしながらも今もまだ完治せず戦っています。でも意味あることと捉えているうちに、同じ悩みを抱えている人を励ますことができ、今もその子にはエールを送り続けています。

この信心は深いですね。

人に語る時も、ただ状況が良くなったというより、人間が大きくなる。自分自身に生き、魅力的に生きられることを証明していく事も大きな使命として掲げているのだと思いました!

彼にもそれが伝わるように常に輝いていたいです!
語りたいです!ほんとに。

菊川さんの力もお借りしてこれからも頑張ります!

Commented by 菊川広幸 at 2009-10-16 12:53 x
ブレックファーストクラブさん、こんにちわ。
そうですよね~。池田先生こそ、間断なき試練を乗り越えられた勇者ですね。先生がスゴイから乗り越えられるのか、艱難を乗り越える中で大境涯を開かれたのか。会長就任以前は、きっと鍛えの時期であられたことでしょう。^^
池田先生の苦難を思えば、自分の悩みなど何とちっぽけなものでしょう。くよくよしていられませんね!^^
Commented by 菊川広幸 at 2009-10-16 12:56 x
バードさん、こんにちわ。
>同じ悩みを抱えている人を励ますことができ、今もその子にはエールを送り続けています。
ありがとうございます。ぐっと来ました。(TT)
私もバードさんに力を頂いているのですよ。感動と励ましを同じく頂いています。本当にありがとうございます。
私もいろいろありました。出口の見えないトンネル。周囲からはその苦痛は分からない。同じ境遇に落ちた人間しか分からない。
私、一時、耳が聞こえなくなったことがありました。その話をある外部の人に話したら、「目でなくて良かったじゃない。目は90%の情報量を得ている箇所だから見えないというのは大変なんです」と言われたことがあります。
心の中で、「何を分かったこようなことを言っているんだ。バカバカしい」と思ったことがあります。その人は、理屈でモノを言っているんですね。実際、耳が聞こえなくなったとき、とてもこの世で生きていられないのです。第一、電話も対話もまったく成り立たないのですから仕事も何もできません。
さて、祈りですが、ちょこっとやって、叶っても感動ないです。実際に沢山叶いましたが、なかなか解決のつかない祈りが最高の思い出になっています。^^
Commented by Hermann at 2009-10-16 17:30 x
地道に、質素倹約で生きる之に限りますね。
大きい事を思えば思うほど空振りしちゃいます。(^_^;)
Commented by さば at 2009-10-16 17:50 x
「時として祈りが叶わないように見えるのは何故か。それは、より強い人間、より深い人生になれるようにとの御仏智です」これを生命で感得するのが、仏界湧現なのかもですね~。
Commented by バード at 2009-10-16 17:55 x
こちらこそ本当にありがとうございます!
Commented by 智太郎 at 2009-10-16 18:37 x
 ご主人はパイロットと聞くと自分の大学時代の先輩:白石さんを思い出しますね?当然:彼も男子部ですが、インドに転勤してますそうです。ANAのパイロットとして過去に記事にしましたが・・今回はしらゆり長で頑張る嫁と障害を持った壮年の方と釣りへ行きました。『沼津市の海釣りへ(必殺てるみんの乳首極秘公開)』更新しましたので、よろしければ見に来て下さい。<m(__)m>
Commented by 菊川広幸 at 2009-10-16 20:59 x
ヘルマンさん、こんばんわ。
若かりし頃、ある人から次のように教えられました。
お金を求めてはいけない。小さなボードでオールを漕いだところで波はできない。大きな船になることだ。大きな船になれば大きな波を作ることができる。お金は後から付いてくるよと。^^
以来、眼前のことを一生賢明に果たしつつ、今に至っております。^^
Commented by 菊川広幸 at 2009-10-16 21:02 x
鯖さん、こんばんわ。
そうでしょうね~。池田先生の確信と悟りは仏界涌現そのものでしょう。歓喜、悟り、納得、決意‥広宣流布の生活即、仏界と感じます。^^
Commented by 菊川広幸 at 2009-10-16 21:04 x
智太郎さん、こんばんわ。
パイロットとはエリートですよね。スゴイな~。^^
Commented by 晋作 at 2009-10-16 23:33 x
はじめまして。晋作と申します。関西方面に住んでいます。初めて投稿させて頂きますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 様々なブログがありますが、貴殿のブログは、現実的であり、親しみやすく、わかりやすく、そして「信心の喜び」が伝わってきます。貴殿の苦しい時、孤軍奮闘の精神闘争の記述は自己の生命に対する誠実さ、真摯さを強く感じました。腐らず投げやりにならず自暴自棄にならず…、素晴らしい戦いと感じました。自己の生命に誠実な人は他人にも、同様に誠実であると存じます。と同時に人生を切り開かれた足跡は、浮ついた理論で論じられたわけでもなく、かといって自己本位に書かれたものでもない。信心の香りが感じる記述です。
今後も貴殿のブログを拝見し、学ばせて頂きたく存じます。
末尾に貴殿の益々のご健勝と大勝利、大勇戦、福徳に満ちた人生であられるようお祈り申し上げます。
Commented by 菊川広幸 at 2009-10-17 06:23 x
晋作さん、はじめまして。^^
恐縮です。ありがとうございます。
私は平均的な学会員で、現実にはきっと、誰しもが同じようなことを感じていると思います。私は、「平凡な学会員の日常がいかなるものか」を情報発信したいということが当初の目的でした。
あまり代わり映えのしない記事の連続になるかもしれませんが、1つ1つ真心を込めて発信してまいります。どうぞ、これからも宜しくお願い申し上げます。^^
Commented at 2010-10-13 01:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sokanomori at 2010-10-13 06:07
非公開コメントさん、おはようございます。
>webで時空を超えて人を励ますことができるなんて
かなり古い記事ですものね。
確かに時空を超えていますね。^^
改めて、この記事、自分で読んでみて、いい体験です。(笑)
★菊川広幸


創価学会員としての日常生活を語ります。^^


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