悩みは財産

                 ◇3人の子供の不登校を乗り越えて。
                    ~聖教新聞2010.6.3より~
悩みは財産_c0180341_22595532.jpg

母として、何がしてあげられるのか。
唱題を繰り返しながら、自問自答を繰り返した。
ランドセルを前に首を振るおびえた子供。
「この子は、学校に行かないのではない。行けないのだ」
彼女は胸を締め付けられた。
ある日、息子は目に涙をためてつぶやいた。
「学校に行けない子供は駄目な子だ。死んだ方がいいんだ」
母は、「そんなわけ、ないじゃないの!」と叫び、我が子を抱きしめた。
ある日、婦人部の人が自宅を訪れた。
「息子さんのことで悩めるなんて、幸せなこと。私は息子を、バイク事故で亡くしたの。悩みたくても、悩めないのよ」 ‥驚いて、思わず顔を見上げた。
真剣な目が、「強くなりましょう」と語っていた。
彼女は思った。「どうやって、辛い体験を、人を励ます力に変えたのだろう」
決意した。「よし、全て意味があることだ。この苦しみを糧にしよう。きっと、この子にしかできない使命がある筈だ」 彼女は祈り抜いた。
1年半後、息子は、自らの意思でランドセルを背負った。
「行ってきます」との声。勝利の瞬間だった。
この不登校の長男は、今、小学校の教師をしている。次男も同じく不登校を克服し、兄と同じく教師になった。そして、三男は、創価大学で教師を目指して勉学中である。
不登校だった息子たちは、自らの体験を生かし、今、多感な子供たちと向き合っている。
「うちはほら、庶民の家だから、お金も地位もないでしょう? でも、この子たちの不登校が、最高の財産になったのです」
創価の母は祈る。創価の母は負けない。
創価の母の宿命転換は、現代の奇跡のごときものである。

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by sokanomori | 2010-06-16 23:11 | 聖教体験談 | Trackback | Comments(10)
Commented by おいぼー at 2010-06-17 05:42 x
おはようございます。
我が息子も小学生1年生で、登校拒否ではなく学校へ行けなくなりました。
本人は ”行かないとダメだ”と必死で戦っていましたが、行きたくても行けない。
その時、私達夫婦は何年でも待とうと決意しました。
息子も毎日お題目をあげては勇気を出して挑戦しておりました。
”何か意味がある” そう確信しておりました。
周りの皆さんが ”まさか○○(息子)君が”と驚き、彼がそうなら自分たちの子供も、そのようになる可能性があるとの危機感から、諸天となって息子を守ってくださいました。
約半年かかりましたが、勉強も遅れることなく(彼の努力)友人もたくさん作り通学するようになったのです。
何が起ころうが、お題目があれば大丈夫だという事を、改めて教えられた体験でした。
Commented by sokanomori at 2010-06-17 06:27
おいぼーさん、おはようございます。
そうでしたか。大変でしたね。
ニートと呼ばれる引きこもりは100万人いるとされ、ストレス社会の中でうつ病も蔓延しています。苦難を克服した人のみが、その苦難のアドバイザーになれるのですから、おいぼーさん一家の果たす使命は大きいですね。
理屈で人は納得しませんから。体験こそ、一切を動かす原動力ですよね。^^
★菊川広幸
Commented by みかん。 at 2010-06-17 19:43 x
こんばんは。
素晴らしい体験ですね!
そしてこのご兄弟は、最強の教師っすね!


ニートといえば・・・旦那さんの部員さんの中にも何人かいらっしゃいます。
長らく外に出られなくて、旦那さんは家庭訪問に行くと、なるべくその方の好きな話題で盛り上がって帰るそうっす。
それでも、どうしても訪問時以外は会合の連絡しかできない事もあるそうで、ある時その方が「会合の連絡しかない!」と怒って、「バッティングセンターに一緒に行きたい」と。
「じゃあ行きましょう^^」と約束したけど、当日仕事の会議が急きょ入ってしまい、旦那さんが「すみません。明日は必ず!」と連絡したら、「それなら中止でいいです!明日も中止でいいです!」と怒ってメールしてきたそうっす。

旦那さんはレジャー関係めったに行かないので、バッティングセンターに行く事になった経緯をこうして教えてくれました。
「その人、子供みたいでめっちゃかわいいね(笑)」と言ったら、「かわいいでしょ~。でもこうやって、俺の事を(信頼できる奴かどうか)試されてるんだと思うよ」と言ってました。

本部長の旦那さんは、それはそれは沢山の部員さんを抱えています。
続く
Commented by みかん。 at 2010-06-17 20:22 x
仕事終わりにご飯食べずに毎日会合へゴー。
深夜も早朝も部員さんから「悩んでいるから聞いてほしい」という電話がかかってきます。今朝もその電話がアラーム代わりでした。
恐らく部員さんから大人気?なんすね~。

私は長らく(子供が赤ちゃんの頃から)、いつも家族の事は後手後手で会合や部員さんで走り回ってちっとも家にいない旦那さんを、本気で嫌いになった時期がありました。「いつもごめんね」と言われても、毎日喧嘩してました^^;

でも今、彼はなんて尊い事を日々やっているんだろうって、その「徹底して一人を大事にする」姿勢に正直脱帽っす。

ニート、経済苦、夫婦の不仲、子供と一緒に暮らせない・・・色んな方がいらっしゃいます。そういう人達に少しでも元気になって貰おうと日々全力で駆け回る旦那さんが、今は誇らしいっす。(以前「過失」もありましたけどね^^;)

彼は苦難の経験がないみたいですが、徹底して話を聞き、同苦し、徹底して励ます事が出来る人なのでしょう!

これからも、大変な状況にいる部員さんを、一人でも多く蘇生して頂きたいと思っています。

身内の話になってしまって、失礼しました(汗)
Commented at 2010-06-17 20:24 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sokanomori at 2010-06-18 00:36
みかんさん、こんばんわ。
そうですよね、この体験、電車の中で読み、いつものことながら泣いておりました。(笑)
ニート多いです。100万人もいるんでしょう?
内外に沢山いらっしゃる。深刻な問題です。ストレス社会ですからね。克服できる人、できないで悩んでらっしゃる人いますけれど、このような見事なる解決はなかなかできることではありませんよね。^^
>ニート、経済苦、夫婦の不仲、子供と一緒に暮らせない・・・色んな方がいらっしゃいます。そういう人達に少しでも元気になって貰おうと日々全力で駆け回る旦那さんが、今は誇らしいっす。

ご主人は立派ですよ。
自分のことではなく、他の人のことで悩み、行動されているんですから。^^
私も頑張らなければ。周囲に沢山、不幸がありますから。
★菊川広幸

Commented by sokanomori at 2010-06-18 00:36
非公開コメントNo.1さん、大丈夫です。^^
★菊川広幸
Commented by sokanomori at 2010-06-18 00:37
非公開コメントNo.2さんのコメント、操作ミスで消してしまいました。以下にご回答申し上げます。
★菊川広幸
Commented by sokanomori at 2010-06-18 00:38
非公開コメントNo.2さんのご質問は、このコメント欄にてお答えします。
>山口組の大幹部だった人が書いた「憚りながら」という本について、
>それなのにどうして学会は抗議しないのでしょう。
>言論出版妨害事件などでは学会批判の本に対してすさまじい妨害を繰り広げてきたし、現在も数限りない訴訟を起こし続けているのに、
>このとんでもない名誉毀損に対してどうして黙ってるのでしょう。
このような本は、他にも沢山あります。
別に、この本に対して、特別の反応をする必要はないと感じます。
第一、山口組の大幹部というのは前科モノです。そんな犯罪者の言うことなど誰が信じるのでしょうか。
私ですら、何とも思っていないのです。
それと、言論出版問題のときは、「すさまじい妨害を繰り広げた」なんてことはありません。そのことは過去に記事にしています。(右カテゴリの『抵抗勢力』の『宿敵との遭遇シリーズ』に書いています。つづく
★菊川広幸
Commented by sokanomori at 2010-06-18 00:50
つづきから。
>現在大騒ぎになってる相撲の野球賭博とは天と地ほど桁が違うお金が暴力団に流れた可能性があるわけで。
だとするなら、新聞、その他マスコミが一斉に非難し、あるいは検察などが糾弾すべき問題ではありませんか?
創価が、もし暗黒集団なら、徹底して調べ、立件し、警察を介入させるべきです。所詮、ないものはない。
本が売れたところで、まったくのデタラメなのですから、相手にしても仕方ないではありませんか。
創価は、誰かれとなく訴訟はしていません。日顕宗や山崎などは特別です。本件の暴力団関係者を相手にしないことは良いことだと私は個人的に思います。
煙のような話なのです。
まずは、ご回答申し上げました。
★菊川広幸


創価学会員としての日常生活を語ります。^^


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